『天才と名人 勘三郎と三津五郎の短すぎた人生』(仮題)で、
ほほ同世代にあたるふたりの藝に生きた人生をたどる試みをはじめました。
先月来、書き下ろしのために、年表作りをしてきました。
七月中に年表の完成を予定していましたが、ふたりの仕事量は精力的で、
なかなか終わりまでいきません。
なので八月一日より、年表制作と平行して原稿の執筆に取りかかりました。
『天才と名人 勘三郎と三津五郎の短すぎ人生』(仮題)で、
ほほ同世代にあたるふたりの藝に生きた人生をたどる試みです。
今回の執筆にあたって、このふたりについて書いた原稿を集めたのですが、
自分でも驚くほどふたりについて劇評を書き、インタビューをしてきたことがわかりました。
今回の書き下ろしは、すでに書いた評論やインタビューも折り込み、
私の劇評家としての集大成となればと願っています。
先週、文春の編集者と打ち合わせをしたのですが、
2月の三津五郎さんの命日には、書店に並ぶように、
執筆を進めたいと思っています。
まだ三日目で、400字詰め原稿用紙30枚あまりにすぎませんが、
このふたりについては、書くべきことがたくさんあるのが実感できました。
むしろ、いかに枚数を絞り込むかのほうが大変です。
厳しい暑さが続いています。
しばらくは家に籠もって、この仕事に専心するつもりです。
どうぞ、ご期待ください。