昨夜3月23日19時半より野田秀樹さんとのトークショーを蔦屋代官山店で行いました。突っ込んだ話が出来て、何よりでした。3月初旬にパリのシャトレ国立劇場で上演された『エッグ』の話を皮切りに、『THE BEE』『パンドラの鐘』などNODA MAP設立以降の野田作品を概観する内容になりました。また、3.11を受けて書かれた『エッグ』と東北、福島との関連についても本人の口から語られた件りは、私としても貴重に思えます。
35年に渡るつきあいですが、公開の席で話をしたのは、これがはじめてです。インタビューとはまた違って、ライブならではの勢いがあり、一時間半をふたりで駆け抜ける爽快感がありました。作り手と批評家として、ずっと緊張感を持ってきましたが、この数年、お互い年齢を重ねたこともあって、意固地に距離を置く必要もないのではないかと考え始めたのも、大きいかも知れません。
1月の菊之助さんとのトークショーも楽しかったですが、私もこれからは教壇ばかりではなく、外部のこうしたトークショーに積極的に出て行こうと思い始めました。