2016年1月10日日曜日

【閑話休題28】Ralph Lauren Homeをめぐる諸問題について

単行本の初校ゲラは筆者にとって、もっとも気の張る仕事だ。校正者の指摘を受け止めつつ、完成形を高めていく。今日で『天才と名人 中村勘三郎と坂東三津五郎』のゲラを見終えて、仮にだけれど「あとがき」も書く。「あとがき」は蛇足のような気もするが、かえって自分ではもうわからなくなっているものだ。「あとがき」を掲載するかは、火曜日に編集者と相談して決めようと思う。ほっと一息つく間もなく、滞っていたブログに向かう。歌舞伎座昼の部、夜の部、国立劇場の劇評を一気に書いて更新。ちょっとくたびれモードなので、気分転換のため池袋西武に行ってきます。セールの時に、パジャマ、下着、靴下を細々と補充するのが私の習慣です。

詰めて仕事をした後に、セール期間中の百貨店にいくなどというのは、無謀というか大胆というか、飛んで火に入る冬の蝿状態だと知っている。知っていても止められない。
予定通り、パジャマ、下着一枚、靴下二枚を購入したまではまだ正気だった。これからがいけない、紳士服売り場から寝具売り場に移動し、ラルフローレンホームに入ったときには、もう錯乱状態で、シーツ、ピロー、掛け布団カバー、綿の膝掛けと止まらなくなった。
幸いなことに、ファッションフロアーに行くのは、泥沼とわかっていたので、きびすを返し、無事(?)生還。両手に重い荷物。表情を変えないクレジットカード、そしていくばくかの爽快感を手に入れましたとさ。