2016年1月31日日曜日

【閑話休題30】二代目矢野誠一襲名のことなど

『天才と名人』贈呈本用短冊を制作中です。贈呈、自署、はんこの組み合わせは、矢野誠一さんからいただくご著書の真似でございます。今度お目にかかったら、「まねしました」とお断りいたします(笑)。以前、落語に造詣の深い演出家の宮城聰さんに、「二代目矢野誠一を襲名しようかと思うんだ」といったら、異様に受けたのを思い出しました。もちろんご本人にも冗談めかして申し上げたことがあります。そのときに、「私が襲名したら、矢野さんはさしずめ誠翁でしょうか」と行ったら、さすがにしゃれのわかる矢野さんは完爾と笑いました。

ところで、休日を費やして、近松門左衛門原作、デヴィッド・ルヴォー演出『ETERNAL CHIKAMATSU』のパンフレット原稿を書く。tptの時代、勘三郎との幻の企画などの思い出。このごろ雑文を書くとき、どこか力が抜けてきたのを感じる。やはり年齢が文章を変えていくのだろうと思う。
ところで、年明け早々引いた風邪を、引きずっていた。毎日の激務に追われて、苦しい思いをしていたけれど、ようやく鼻づまりからも解放されて快適になった。