2015年7月1日水曜日

【閑話休題15】友人たちの急逝に学んだ

「菊之助の色気」を新潮社から刊行したとき、PR紙の「波」に向けて、評論家の矢野誠一さんの原稿をいただきありがたかった。
今回、「坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ」「坂東三津五郎 踊りの愉しみ」を岩波現代文庫に収めるにあたって、岩波書店発行の「図書」7月号に、
原稿を書く機会をもらった。舞台と伝承と題して、三津五郎さんの思い出を書いたのですが、演劇界のような専門誌とは違った追悼文になった。
文庫化をはじめとして、私も全力で動いた。嘆いているよりは、ずっとはなむけになると思ったからだ。
哀しみに沈んでいても何もならないと、渡辺好明教授、勘三郎さんの逝去のときに学んだ。
三津五郎さんのときは、私に今すぐ、出来ることはなにかと探した。

「図書」7月号大きな書店のカウンターなどで無料で入手できます。
東京の神保町であれば、「岩波ブックセンター 信山社」に行けば、確実に手に入ります。
他にも充実した読みものが並んでいます。
どうぞ、品切れにならないうちに。
http://www.iwanami.co.jp/tosho/